家庭ノートの記入注意点とサンプル
ノートの記載量について
提出して頂く会話ノートの記入分量の目安は1日3ページまで(1週間分で20ページほど)としています。学ぼうとする意欲の強い親御さんの中には記載量が多いノートを郵送してくる方がいます。しかしそれは逆効果です。会話量が多ければ多いほどアドバイスする箇所も増え一度に理解していただく内容が多くなってしまうからです。逆に1日の記載量が1ページに満たなかったりすると担当のアドバイザーがご家庭の状況を把握できず的確なアドバイスが出来なくなります。
基本的な目安としては上記の通りですが、初回に関しては担当のアドバイザーがご家庭の状況を把握するために分量が多くなっても構いません。ご自由に記入するようにしてください。家庭ノートの分量や書き方なども担当のアドバイザーから個々にアドバイスをさせていただくことになりますので指示に従うようにしてください。指示は電話カウンセリング又は家庭ノート上で行っていきます。
家庭ノートの管理について
家庭ノートを書いていることや、当センターで家庭教育支援を受けていることはお子さんにわからないようにしてください。親御さんが会話を記録していることがわかるとお子さんは自然な会話が出来なくなります。お子さんの性格傾向によっては、状況が悪くなるケースもありますので注意してください。
お子さんとの会話を覚えておいてお子さんが寝静まった時や不在の時に清書するようにしてください。会話レコーダーで録音して文字に起こしたり、小さなメモを持ち歩いておき、お子さんから見えないところで記録して、後ほど溜まったメモ用紙からノートに清書するという方法を私たちは勧めています。
家庭ノート、テキスト、当センターからの書類などはお子さんの目につかないところで管理するようにしてください。管理の問題から起こりうる問題に関しては当センターは一切の責任を負いません。ご了承ください。
家庭ノートの書き方の注意点
- 包み隠さず、あるがままに正直に会話や親御さんの対応を書いてください。反省点やその時に思ったことなどは右欄の「備考」のところに書いてください。
- アドバイザーからのアドバイスを活かして実践するように心がけてください。
- 黒のボールペンで読み手がわかりやすい文字で書くよう配慮して下さい。
- 気になる会話をピックアップして記載して頂くことになりますが、なるべくその前後の流れも記入するようにしてください。
- 担当のアドバイザーがご家庭の状況を把握し始めると、「朝の会話をもっとお願いします」や「夕方の会話は要らない」など指示が出てきます。それに従ってください。
家庭ノート見本
| 時間 | 人 | 会話内容・簡単な状況説明 | 感想・質問・備考 |
|---|---|---|---|
| 7:00 | 母 子 |
「いつまで寝ているの!7時よ。起きなさい」 「うるさいなぁ。後5分寝れるよ!」 |
いつも朝は戦争のようです。怒鳴らずに起こす方法はあるのでしょうか? ※起こす時に親が命令すると子が反発してしまうので、お子さんの性格傾向を考えると「7時よ」だけのほうが効果的かもしれません。 |
| 7:55 | 母 子 |
「ちょっと、水筒忘れてるわよ。ハンカチとティシュは持った?」 (無言で水筒を取り、家を出ました) |
※親が子を幼く見てしまっていますね。忘れるという経験をさせることも大切です。 |
| 16:00 | 子 母 子 親 |
「ただいま」 「おかえり」 (子どもは手洗いうがいをしていました) 「遊びに行ってくる」 「5時には帰りなさいよ」 |
以前は親から「手洗いうがいをしなさい」と怒鳴っていましたが、親のカウンセリングマインドを心がけると、子どもは私が何も言わなくても自分で手洗いうがいをするようになりました。 ※命令× 違う言い方はないでしょうか? |
| 18:40 | 子 母 子 母 父 子 |
(友達の家から帰ってきて家族3人で夕食) 「えー野菜炒めかぁ。嫌いだな」 「そう?とてもおいしわよ。だから残さず食べましょうね」 「食べたらカード買ってくれる?」 「うーん。そうね。毎日残さずに食べたらね」 「駄目だ。それとこれとは話が別だ」 (結局野菜を残して部屋に上がってしまいました。8時になってからアニメを見るために居間に下りて来ました) |
母と父の対応はこれでよかったのでしょうか? ※親の価値観を押し付けています。アクティブリスニングで対応してみましょう。 質問なのですが、お小遣いは月に1000円渡しているのですが、これは適正金額でしょうか。 ※お小遣いについては年齢だけではなく地域や交友関係によっても基準は変わりますので電話カウンセリングにて対応させていただきます。 ノートをつけていて、毎日同じことを繰り返して言っていることに気がつきました。 |
| 21:30 | 親 子 親 子 |
「いつまでゲームしてるの!?」※非難 「わかってるよ!」※反発 (30分後にようやくやめました) 「明日早いし、はやくお風呂は入りなさい!」※命令 「ほんと、うるさいなぁ~」 |
※このケースだとアイメッセージで対応されると子の行動に対して変化を促す事が出来ます。 ※家庭教育支援の目的は親がいなくても子が自立し健全な生活ができることです。この命令はその目的に向かうものなのか考えていきましょう。 |


