ネット社会になり、SNSも昔に比べると多種多様なものが存在し、何かしらSNSを活用されている方が殆どとなっているかと思います。
世間ではお金も能力も地位も「足りない」を刺激することが多く、いつしかしんどく感じてしまうこともあるでしょう。
それは子育てにおいても同じことが言えるのではないでしょうか・・・。

目次

ブログ読者のみなさん、こんにちは。スージー先生です😄

今回はブログ記事にもありますように子育てについての捉え方・考え方について書きたいと思います📝

ネットの情報の増加

子育てには残念ながら教科書と言われるようなものがない為、なにが正解なのかという点が分からず不安や心配になってしまう親御さんはたくさんおられます。
また、ネットでその正解を探してみても「よい」と言われるものがありすぎたり、全く正反対の意見もありネットの情報に溺れてしまうなんて方も多いかもしれませんね🫠

特にSNSでは、承認欲求を満たす場として活用している方も多く、多くの人からの承認を得られるように「映える」なんて言葉も流行りましたよね。
子育てにおいては、親の言うことを聞く子ども、常に掃除が行き届いている部屋、手の込んだ料理・・・などこれら「キラキラ」投稿を見てご自身と比較して不安や焦りが出てしまう方も少なくありません。

実際、当センターにご相談いただく親御さんのなかにも「周りの目が気になる」「周りからどう思われているのか心配」とおっしゃる方はたくさんいらっしゃいます。

その一つの理由として、人間は比較をしてしまう生き物だからということは挙げられるでしょう。

社会的比較

心理学において自分と他者を比較することを総称して社会的比較と言います。
周囲の人々と自分とを比較することで、自分の社会における位置を確かめることを指します。

私たちは「自分の考える意見は果たして正しいのか」「自分の能力はどの程度であるか」など自分自身の考えや能力の程度について、はっきり明確にしたいと願うようになります。
つまり、自己評価したいと思うわけです。
自己評価をする際に、自分と他者とを比較し自分の能力の程度や意見の妥当性を評価しようとします。
そして、その際には自分と類似していると思われる他者の方が比較対象として選択されやすいようです。

しかしながら、人は比較を行う際に必ずしも類似他者を選んでいるわけではないことが分かってきました。
例えばテストの点数が50点だったとします。
それよりも落ちることを恐れている場合は、成績の悪い人と自分を比較して「自分の方がマシだ」と思うようになります。(下方比較)
逆に、50点よりも上の得点を目指す場合、成績が上の人と比較して「もっと頑張ろう!」となります。(上方比較)
人間はこのようにして自尊心が傷つかないように防御したり、頑張る自分をつくりだすのです。

社会的比較の注意点

ただ、社会比較において注意しなければいけない点があります。
それは人がストレスを感じている状況や新しい経験をするときに感じる緊張感が対人比較の量が増加するという点です。


先ほどと同じ例を挙げてみてみましょう💡
テストの点数が50点で、その人は酷く疲れておりストレスを過度に感じているとします。
50点よりも上の得点を目指す場合、成績が上の人と比較することを上方比較と言いました。
その場合、上方比較をした際に「何でこんなに自分はできないんんだ!」「どうしてこんなに僕(私)は馬鹿なんだろう・・・。」と自分を責めるような捉え方をしてしまいます。

つまり、「足らない」ばかりに目がいき、自分を責めるような行動・考え方に至ってしまったのです。
この状況は前述したSNSでの「キラキラ」投稿と比較して苦しくなっている親御さんの心境とも類似するでしょう。
自分を攻撃されたわけでもなく、他者と比較をした際にご自身が苦しいな・しんどいなと感じる場合は過度なストレスや緊張状態にあると言えるかもしれません。

自分の機嫌は自分で取る

上記のように過度なストレス状態や緊張状態にある場合、まずはご自身のケアが必要であると思います。

ケアと言いましても、人それぞれ嬉しいと感じることやリフレッシュできるものは違いますので、ご自身に合った好きなことやストレス軽減法を実践してみることをお勧めします✨

ストレスフルな状態が続くと、矛先を自分の側に居る人たちに向けてしまう(家族に当たるなど)ことも多くなるでしょう。

機嫌を誰かがとってくれるもんだと思っている方も居ますが、実際のところ周りの人が自分の機嫌を取ってくれることは少ないものです。

もし誰かがやってくれたとしても、自分が思う通りに動いてくれる優秀な人材は少ないですよね・・・😫💦

誰かにやってもらうだろうという期待を持っていると、思う通りにやってもらえなかった時にさらにストレスがかかるという状態になることもあります。

誰かに託すよりも、自分のことを一番理解している自分自身で機嫌を取ってあげた方がストレスがかかり難いというのもあると思います。

タイミングや気分によっては、好きなもの・好きなことをしていても上手く気分転換出来ないということもありますので、自分の機嫌を取るための方法は多ければ多いほどよいのではないかと思います。

ストレスフルな状態に至るまでに、自分を時には甘えさせつつストレスとも上手く付き合っていけるといいですね😊

出来ている部分に目を向けること

ネット社会に生きる私たちは、他者が発信する「キラキラ」投稿を目にしやすいとも言えます。

上記でもお伝えしたように、それらを見ると「いいな・・・。」と羨む気持ちも出てきますし、「どうして私は違うのだろう・・・。」などとネガティブな感情を持ってしまうこともあるでしょう。

そういう時に思い出していただきたいのが、【出来ていることに目を向ける】ということです。

子育てでも同じことが言えますが、私たちは「当たり前」のことをつい忘れてしまいがちです。

「当たり前」だから特別視しなくていいという考え方自体は問題ないと思いますが、どうか周りの「キラキラ」投稿などでしんどくなってしまった時は、自分が今当たり前にやっていることや出来ていることをしっかり認めてあげましょう❗

ネガティブな感情を全て排除することは難しいですが、自分の出来ていることに目を向けて抱えているストレスが少しでも減ればいいですよね。

そうやって前向きに捉えていく姿勢を子ども達にも示していけるといいなと思います😊

普段なら何も思わないSNS情報も子育てで疲弊している状態だとネガティブに受け取りやすいということはありますし、体調が悪いときなどは特に受け取り方もネガティブな方向に引っ張られてしまうということもあるでしょう🥹

ネガティブな感情を完全になくすことは難しいですし、ネガティブな感情も決して悪いわけではありません。

そのネガティブな感情とも上手く付き合いながらやっていけると子育ても幾分か楽しく感じられるかもしれませんね🌷