小学4年生男子(愛知県)事例・後編
「本当は行きたい」その一言から始まった変化
お子さんの「学校に行きたい」という気持ちが見えてきたことで、次は“どう戻るか”を一緒に考えていきました。
まずは学校との連携です。保護者の方と一緒に学校を訪問し、担任の先生や校長先生と面談を行いました。無理のない形で復学できるよう、必要な配慮や受け入れ態勢を丁寧に確認していきます。
その後、担任の先生にもご家庭へ来ていただき、教室の様子や席、係などを具体的に説明していただきました。
それまで“遠い場所”だった学校が少しずつ「戻るイメージができる場所」へと変わっていきます。
さらにお友達との関係作りもサポートしました。自宅にクラスメイトを招き、一緒に過ごす時間を作ります。最初は少し緊張した様子でしたが、いつもの笑顔が少しずつ戻ってきました。
そして放課後の学校見学へ。実際に教室に入り、その場の空気を感じることで、「行けるかもしれない」という気持ちが現実味を帯びていきます。
その日の夜、改めてコーチングを行い、お子さん自身の中で「行く」という意思がはっきりしていきました。
迎えた復学当日
朝はやはり緊張した様子でしたが、自分の足で一歩ずつ学校へ向かいました。通学路では以前自宅に来てくれたお友達と合流。その瞬間、少し表情がやわらぎ、笑顔が見えました。訪問カウンセラーも早朝からサポートし、無事に登校することができました。
その後も継続的にサポートを行い、安定して通える状態へ。そして数ヶ月後、無事に支援を卒業されました。
最後に
不登校の解決には特別な方法だけではなく、「家庭」「本人」「学校」のつながりを整えていくことが大切です。
そしてなによりお子さんの中にある「本当の気持ち」に気付くこと。その一歩が全ての始まりになります。
同じように悩まれている方がいらっしゃいましたら、どうぞ一人で抱え込まずにご相談くださいね。
