小学4年生男子(愛知県)事例・前編
「本当は行きたい」その一言から始まった変化
ある日、ホームページのご相談フォームに一通のメールが届きました。「子供が学校に行けなくなってしまいました…」
文章の端々から保護者の方の戸惑いと不安が伝わってきました。すぐに電話カウンセリングの日程を決め、お話を伺うことにしました。
電話の向こうではこれまでの経緯やご家庭の様子を一つひとつ丁寧に話してくださいました。「どう関わればいいのかわからない」そんな言葉が何度も出てきたのが印象的でした。
お話を重ねる中で「何とかしたい」という強い思いを感じ、復学支援コースにお申込みいただき、支援がスタートしました。
親の学びプログラム
まず取り組んだのは「親の学びプログラム」です。不登校は表面に見えていることだけでなく、その背景にある関係性や環境が大きくかかわっています。
原因を整理しながらご家庭での声の掛け方やかかわり方を少しずつ変えていきました。すると、少しずつではありますが、お子さんの反応に変化が見え始めます。そして同時にお子さんへの関わりも進めていきました。教育コーチングや訪問カウンセリングを通して、安心できる関係作りを大切にしながら、ゆっくりと対話を重ねていきます。無理に聞き出すことはせず、「話してもいい」と思い得るタイミングを待つ。その時間をなにより大切にしました。
本当は学校に行きたい
そしてある日、ふとした会話の中でお子さんがぽつりとこう言いました。「本当は…みんなと同じように学校に行きたい」。その言葉には迷いや葛藤、そして小さな希望が込められていました。
この一言をきっかけに復学への道がゆくりと動き始めました。
次回は後編です。
