不登校から復学できた中学生の実例|再登校までのプロセスと家庭でできること

中学生の不登校は復学できる?実際の復学例を紹介

「このまま学校に戻れないのではないか」「不登校になった中学生は、どうやって再登校できるようになるの?」「勉強の遅れや高校受験は大丈夫?」
中学生の不登校が長引くと、保護者の不安は大きくなります。

特に中学生は、友人関係や学校生活だけではなく、勉強の遅れや進路についても考えなければならず、保護者が焦ってしまうことも少なくありません。

しかし、不登校からの復学は、いきなり「毎日朝から教室へ行く」ことだけがゴールではありません。家庭で安心して過ごせる状態をつくり、本人の気持ちを確認しながら、保健室登校や別室登校、時短登校など、できることから段階的に学校とのつながりを取り戻していく方法があります。

ここでは、実際の中学生の不登校からの復学例を2つ紹介しながら、再登校までのプロセスと家庭で大切にしたい関わり方について解説します。

復学例①中学2年生男子・不登校約4ヵ月

友人関係のトラブルをきっかけに不登校になった中学2年生男子のケースです。

不登校になった当初は昼夜逆転が進み、保護者も「早く学校に戻さなければ」と焦っていました。そのため、朝起こしたり、勉強するよう促したりする関わりが続いていました。

しかし、家庭を安心できる場所にすることを意識し、生活リズムや勉強について本人を責める関わりを減らしていきました。すると、少しずつ子供の表情にも変化がみられるようになりました。

大きな変化が見られたのは3ヵ月目です。家族会議を通して、本人が自分の気持ちを話すようになり、「別室登校ならいけるかもしれない」と自分から学校へ行く方法について話すようになりました。

その後、保健室登校を経て、4カ月目には教室への復帰につながりました。

この事例からわかるのは、最初から教室復帰だけを目指さなくてもよいということです。

復学例②中学1年生女子・不登校約2ヵ月

中学校への入学による環境の変化に馴染めず、5月の連休明けから登校が難しくなりました。この家庭では比較的早い段階から「原因を探すこと」よりも、「本人が安心できること」を優先する姿勢に切り替えました。

その結果、約2カ月という機関で復学につながりました。

このケースでは担任の先生とも連携しながら
・行ける日に登校する
・行ける時間だけ登校する
・無理な日は休む
という柔軟な方法を取り入れました。

最初から「毎日、朝から最後まで教室」という形を求めるのではなく、子どもが取り組めるところから始めたことがポイントです。

不登校から復学するまでに大切な3つの段階

2つの復学例には共通するポイントがあります。

①過程で安心できる状態をつくる
まずは家庭を、子どもが安心して過ごせる場所にします。学校へ行けないことだけに注目するのではなく、子どもの気持ちや状態を見ながら関わっていきます。

②本人の気持ちを少しずつ引き出す
安心できるようになると、子ども自身が学校について話始めることがあります。そのタイミングで、「どうしたら学校に行けそう?」「別室ならどう?」など、本人と一緒に選択肢を考えていきます。

③段階的に学校とのつながりを取り戻す
復学は「行く・行かない」の二択ではありません。たとえば、保健室登校→別室登校→時短登校→教室復帰など、子どもの状態に応じて段階を踏むことができます。
実際の復学例でも、保健室登校や別室登校などを経て教室復帰につながっています。

なぜ「不登校からの復学」を焦らないことが大切なの?

不登校になると保護者は「できるだけ早く学校へ戻したい」と考えがちです。しかし、子どもの不安が強い状態で無理に登校を促すと、学校に対する不安や緊張がさらに強くなることがあります。

だからこそ、復学を急ぐことだけを目標にせず、まず家庭で安心できる状態を作ることが重要です。

「今学校へ行けていない」という目の前の状態だけを見るのではなく、安心する→気持ちを話せる→自分で考えられる→小さな一歩を踏み出すという流れを大切にしていきます。

中学生の不登校、家庭でできること

家庭では次のことを意識して見ましょう。
・子供を責めない
「どうして学校へ行けないの?」「みんな行ってるよ」など、本人を追い詰める言葉はできるだけ避けます。

・学校の話ばかりにしない
不登校中は家庭で学校の話題ばかりになると子供が疲れてしまうことがあります。学校以外の話をしたり、一緒に過ごす時間を作ったりすることも大切です。

・小さな変化を認める
朝起きられた、家族と話せた、外へ出られたなど、学校へ行くこと以外にも子どもの変化はあります。小さな一歩を認めることが、次の行動につながることがあります。

不登校の復学は「0か100か」で考えない

不登校からの復学を考える時、「学校へ毎日行けるようになること」だけを成功と考える必要はありません。

保健室登校、別室登校、時短登校など、学校とのつながり方にはさまざまな選択肢があります。大切なのは、子どもの状態に合わせて、無理のない一歩を考えることです。

復学を急ぐのではなく、まずは子どもが安心して過ごせる家庭を作ること。
その積み重ねが子ども自身の「もう一度学校へ行ってみよう」という気持ちにつながることがあります。
お子さんの不登校や復学についてお悩みの方は、一人で抱え込まずご相談ください。

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「親が変われば、子は変わる」という理念のもと、不登校や母子登校に悩むご家庭の支援に従事。日々、多くの親御さんと二人三脚で、お子さんの自立と復学を目指した具体的なアドバイスを行っています。私自身、家庭教育の重要性を痛感しており、単なる解決策の提示だけでなく、親御さんの心が少しでも軽くなるようなサポートを大切にしています。一人で抱え込まず、まずは一歩、一緒に踏み出してみませんか。

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